クイックまとめ
作り方: tenha/haja + 過去分詞(falado、comido、partido)
接続法のムード(疑い・感情・可能性)を帯びた完了動作を表す
ほぼ常に ter を使う(haver はかなりフォーマル/文学的)
接続法現在と同じ表現がトリガーになるが、過去の出来事を指す
頻出: talvez、embora、espero que、duvido que
過去分詞の性数一致は haver のときだけ(ter では起こらない)
過去の出来事を現在の感情や不確かさと結びつける
完了した出来事に対する細やかな反応を表すのに不可欠
なぜ大切か?
接続法現在完了は、洗練されたポルトガル語への切符 — 教養あるブラジル人が過去の出来事について微妙な疑い・希望・感情を表すための形です。ニュースの討論(「Embora o presidente tenha prometido...」=大統領は約束したものの…)、職場のメール(「Espero que vocês tenham recebido meu relatório」=皆さんに私の報告書が届いていればよいのですが)、そして何かが本当に起きたのかよく分からない瞬間(「Talvez ela já tenha chegado」=もう着いているかもしれない)にも登場します。日本語の「〜したかもしれない」「〜していてくれればよいのですが」のように、過去の出来事を断定せずに語る感覚に通じます。これがないと、不自然な言い回しに頼ったり、不確かな過去の話をうっかり断言してしまうことに!
掘り下げ解説
接続法現在完了とは
接続法現在完了は、過去の完了と現在の不確かさの合いの子だと考えてください。直説法現在完了(tenho falado)が完了した行為を事実として述べるのに対し、接続法現在完了(tenha falado)は、その完了した行為を主観・感情・疑いの層で包みます。
作り方のパターン
レシピは驚くほどシンプル:
ter(まれに haver)を選ぶ
接続法現在で活用する
主動詞の過去分詞を続ける
TER の接続法現在の活用
| 主語 | Ter(接続法現在) | + 過去分詞 | 例(falar) | 訳 |
|---|
例文
ビジネス・メールの場面
「Espero que tenham recebido nossa proposta」(私たちの提案書が届いていればよいのですが)
「Caso não tenham entendido, posso explicar novamente」(ご理解いただけていなければ、もう一度ご説明します)
「Agradeço que tenham comparecido à reunião」(会議にご出席いただきありがとうございます)
「É importante que todos tenham lido o relatório」(全員が報告書を読んでいることが重要です)
日常会話
「Talvez ela já tenha ido embora」(もう帰ったかもしれない)
「Tomara que você tenha conseguido ingresso!」(チケット取れていますように!)
「Não acredito que isso tenha acontecido de verdade」(本当にこんなことが起きたなんて信じられない)
「Que pena que vocês não tenham visto o show」(皆さんがショーを見られなかったとは残念です)
よくある例外
Haver の一致のワナ
haver(ter ではない)では、過去分詞が主語と理屈の上では一致します:
「Espero que as cartas hajam sido entregues」(entregue ではない)
「Talvez as meninas hajam sido aprovadas」(aprovado ではない)
とはいえ実生活では? haver はほとんど使われないので、書き言葉のフォーマル・ポルトガル語の話と考えてよいでしょう。
Talvez の使い分け
「talvez」は直説法と接続法の両方を取れますが、意味に微妙な差があります:
「Talvez ele tenha chegado」(接続法 — 疑いの度合いが強い)
「Talvez ele chegou」(直説法 — くだけた・あまり一般的でない・確信寄り)