クイックまとめ
基本の型は [場所の語] + de + 冠詞: em cima da mesa(テーブルの上に)、ao lado do banco(銀行の隣に)。
この de は日本語の の と同じ役目です。「テーブルの上」の の が、ポルトガル語では de になります。
その de は既習どおり縮約します: de + o = do、de + a = da、de + os = dos、de + as = das。
語順は日本語の裏返しです。「テーブルの上」→ em cima da mesa(上・の・テーブル)。
対で覚えると得です: em cima de / embaixo de、dentro de / fora de、perto de / longe de、atrás de / na frente de。
entre(〜のあいだに)と sobre(〜の上に、〜について)は de を取りません: entre a casa e o banco(家と銀行のあいだに)。
建物や町は ficar、人や動かせる物は estar: O banco fica perto da praia.(銀行はビーチの近くにあります。)・A Maria está atrás de mim.(マリアは私の後ろにいます。)
embaixo de と debaixo de はどちらも「〜の下に」で、ブラジルではどちらも普通です。
なぜ大切か?
na praia(ビーチで)や no hotel(ホテルで)はもう言えますが、着いたあとに「何がどこにあるか」はまだ言えません。そしてブラジルで最も多くたずね、最も多くたずねられる質問がまさにそれです。この表現がなければ指差すしかありませんが、あれば見知らぬ人に答えられ、トイレを見つけられ、自分の住む通りを説明でき、返ってきた道案内を理解できます。しかも安く手に入ります。型はひとつ、小さな de がひとつ、縮約は前のレッスンで自分のものにしたばかりです。
日本語話者にはもうひとつ有利な点があります。英語話者はこの課で必ず de を落とします。「behind the house」に相当する語が英語には一語しかないからです。でも日本語は「家の後ろ」と、まさに同じ位置に の を要求します。あなたが de を落とす理由はありません。つまずくとしたら別の二か所 — 語順が日本語の裏返しになることと、do か da かが名詞の性で決まることです。
掘り下げ解説
1. ひとつの型がほとんどを引き受ける
ポルトガル語は場所の表現をほぼすべて同じ三つの部品で組み立てます。
[場所の語] + de + [冠詞] + [名詞]
この小さな de は飾りでも省略可能でもありません。場所の語と、位置づけたい物とをつなぐ接着剤です。そして日本語話者にとってこれは初めての部品ではありません — 「テーブルの上」「家の後ろ」の の が、そっくりそのまま de の役目をしています。
ただし並び順は裏返しになります。日本語が「テーブル・の・上」と積むところを、ポルトガル語は「上・の・テーブル」と積みます。
| 日本語 | ポルトガル語 | 組み立て |
|---|
例文
文脈のなかの例文
| ポルトガル語 | 意味 |
|---|---|
| O ônibus para na frente da padaria. | バスはパン屋の前に停まります。 |
| A farmácia fica ao lado do mercado. | 薬局は市場の隣にあります。 |
| O gato dorme em cima do carro. | 猫は車の上で寝ています。 |
| Tem um café dentro do hotel. | ホテルの中にカフェがあります。 |
| Os meninos brincam fora de casa. | 男の子たちは家の外で遊んでいます。 |
| Eu trabalho perto da estação. | 私は駅の近くで働いています。 |
| A cidade fica longe do aeroporto. | その町は空港から遠いです。 |
| O banco fica entre a praça e o restaurante. | 銀行は広場とレストランのあいだにあります。 |
よくある例外
よくある間違い
語順を日本語のまま積む。 これがいちばん多い失敗です。「家の後ろ」を頭から順に置くと casa de atrás になってしまいます。❌ casa de atrás → ✅ atrás da casa(家の後ろに)。場所の語が先、位置づける名詞があと。日本語の裏返しだと覚えてください。
性を間違えて縮約する。 縮約は場所の語ではなく、名詞の性に従います。mesa は女性、carro は男性です。✅ em cima da mesa(テーブルの上に)、✅ em cima do carro(車の上に)— em cima do mesa とは決してなりません。日本語には性がないので、ここは名詞ごとに冠詞ごと覚えるしかありません。
場所をたずねるのに ser を持ち出す。 ❌ Onde é o banco? → ✅ Onde fica o banco?(銀行はどこですか)Ser は催し物のときだけ正解です: ✅ Onde é a festa?(パーティーはどこですか)
人にも ficar を使う。 人は動くので estar です。❌ O João fica atrás de mim. → ✅ O João está atrás de mim.(ジョアンは私の後ろにいます。)逆に建物に estar を使うと、「今だけそこにある」ような妙な響きになります。
de eu と言う。 前置詞のあとで「私」は mim です。❌ perto de eu → ✅ perto de mim(私の近くに)。同様に atrás de mim、na frente de mim。
ふつうの面にまで em cima de を使う。 ブラジル人はたいてい em + 冠詞で済ませます: O livro está na mesa.(本はテーブルにあります。)em cima de は「上に載っている」ことが本当に要点のときに取っておきましょう。
duma・dum と書く。 De は書き言葉では um / uma と縮約しません。✅ ao lado de uma escola(ある学校の隣に)。話し言葉では確かに duma を聞きますが、紙の上では二語のままにしてください。