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B2 (中上級)レッスン7: 規範文法の要点

クラーゼ(crase): 前置詞 a と女性定冠詞 a の融合

クラーゼは女性名詞に振りかけるアクセント記号ではありません。前置詞の a と女性定冠詞の a が融合したもので、a にグレイヴアクセントを付けて書きます。この項目では、同時に成り立たなければならない二つの条件、ほぼすべての場合に決着をつける「男性名詞に入れ替えるテスト」、そして必須・禁止・任意の完全な一覧を、時刻・決まり文句・指示詞・都市名の罠まで含めて扱います。

構造

動詞や名詞が A を要求 + 女性名詞が定冠詞 A を取る → À ・ テスト: 男性名詞を入れ替えてみて ao になるなら à と書く

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クイックまとめ

  • à = a + a: 動詞や名詞が要求した前置詞の a と、女性定冠詞の a の融合。両方そろっていなければクラーゼはありません。

  • 効くテスト: その場所に男性名詞を入れてみる。ao になるなら à と書く — Vou à praia / Vou ao clube

  • 必ず付く: 時刻(às três horas — 3時に)、女性形の決まり文句(à toaàs vezesà direita)、そして àquele / àquela / àquilo

  • 決して付かない: 男性名詞の前(a pé — 徒歩で)、動詞の前(a partir de)、ほとんどの代名詞の前(a ela)、同語反復のあいだ(cara a cara)。

  • 任意: 所有形容詞と女性の下の名前の前 — à minha irmãa minha irmã もどちらも正しい。

  • 都市は Vim da / Vou à テスト: vim da Bahia なら vou à Bahiavim de Salvador なら vou a Salvador

  • クラーゼは話し言葉では見えません — ブラジルで aà は同じ音です。純粋に書くための技術で、母語話者も絶えず間違えます。

  • 日本語話者への足場: 日本語も「は」を wa、「へ」を e と読ませます。聞こえないことを綴りが記録するという発想は、あなたの母語がすでにやっていることです。

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なぜ大切か?

クラーゼはブラジルで、丁寧に書かれた文章の最も目につく目印です。応募書類、大学のレポート、契約書、仕事のメールに現れ、間違った à も、抜けた à も、あなたが感心させたいまさにその読み手に一瞬で見つかります — その読み手自身もたぶん間違えるのに、です。

理解の面での見返りもあります。à uma horadaqui a uma hora は別のことを言っていますし、Vou a SalvadorVou à Salvador da Bahia と同じ文ではありません。

日本語話者には、実はここで有利な点があります。話し言葉が何の手がかりもくれないので、耳で覚えてきた学習者はここで完全に手詰まりになります。ところがあなたは、文字と発音がずれる言語を母語として読み書きしてきました。「は」と書いて wa と読み、「今日」と書いて「きょう」と読む — その訓練が、そのまま効きます。これは目で覚える規則で、あなたは目で覚えることに慣れているのです。

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掘り下げ解説

1. 一文字の下に隠れた二つの語

ポルトガル語には前置詞の a(〜へ)と女性定冠詞の a(その)があります。動詞や名詞が前置詞を要求し、続く名詞が自分の冠詞を連れてくると、同じ母音が二つぶつかって、ひとつの à として書かれます。話はそれで全部です。a + a = à。グレイヴアクセントは合併の領収書であって、飾りでも強勢記号でもなく、語が「女性っぽく見える」から付けるものでは決してありません。

ですから問いは常に二つあり、両方に「はい」が必要です。

  1. 前の語は前置詞 a を要求しているか。(ir avoltar aassistir areferir-se afavorável a

  2. うしろの名詞は女性定冠詞 a を取るか。

  • Vou à escola.(学校へ行きます。)— ira を要求し、escolaa を取る。二つとも「はい」。

  • Vejo a escola daqui.(ここから学校が見えます。)— ver は前置詞を要求しないので、その a は冠詞だけ。クラーゼなし。

  • Cheguei a Brasília.(ブラジリアに着きました。)— chegara を要求しますが、Brasília が冠詞を拒みます。クラーゼなし。

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例文

文脈のなかの例文

ポルトガル語意味
A gente vai à feira todo sábado.私たちは毎週土曜に市場へ行きます。
O banco atende das dez às quatro.銀行は10時から4時まで開いています。
Fiquem à vontade, a casa é de vocês.どうぞくつろいでください、自分の家だと思って。
Escrevi o bilhete à mão mesmo.メモは手書きで書きました。
Às vezes eu esqueço o guarda-chuva.ときどき傘を忘れます。
Prefiro ir a pé, o trânsito está horrível.渋滞がひどいので歩いて行きます。
Comprei o celular a prazo.携帯は分割で買いました。
Peça isso a ele, não a mim.それは彼に頼んでください、私ではなく。
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よくある例外

よくある間違い

  • à を「女性名詞用のアクセント」だと思う。Comprei à blusa. → ✅ Comprei a blusa.(そのブラウスを買いました。)Comprar は素の直接目的語を取るので、その a は冠詞だけです。融合する前置詞がありません。冠詞のない言語から来ると、この誤解がいちばん起きやすいところです。

  • à partir de と書く。 Partir は動詞で、動詞は冠詞を取りません。✅ A partir de segunda, o horário muda.(月曜から時間割が変わります。)

  • 類推で ❌ à manhã を作る。 À tardeà noite は正しいのですが、朝の句は de manhãpela manhã です: ✅ Estudo de manhã e trabalho à tarde.(午前は勉強し、午後は働きます。)

  • 代名詞の前にクラーゼを置く。Entreguei à ela. → ✅ Entreguei a ela.(彼女に渡しました。)名詞なら融合が戻ります: ✅ Entreguei à moça do caixa.(レジの女性に渡しました。)

  • 時間の三つ組を混同する。daqui à pouco、❌ daqui à dois dias → ✅ daqui a pouco(もうすぐ)、✅ daqui a dois dias(2日後)、そして時間がもう過ぎているなら ✅ há dois dias(2日前)。日本語の 後 / 前 で確認してください。

  • 時刻でアクセントを落とす。A aula começa as sete. → ✅ A aula começa às sete.(授業は7時に始まります。)隠れている名詞は horas で、女性名詞なので冠詞を取ります。

  • 耳で覚えようとする。 ブラジルで aà は同じ音です。聞き分けようとしても永遠に手がかりは来ません。日本語の「は」と「わ」を耳で区別しようとしないのと同じで、これは目の仕事です。

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