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A2 (初中級)レッスン9: 基本的な節構造と日常表現

Ter que、dever、conseguir: 残りの助動詞

Poder(〜できる・〜してもよい)、querer(〜したい)、precisar(〜が必要)だけでは半分です。この項目では ter que(〜しなければならない)、dever(〜すべきだ、そして「〜のはずだ」)、conseguir(なんとか〜できる)を足します。英語が一語の can に押し込んでいる区別 — não posso(許されていない)と não consigo(できない)— は、日本語なら「寝てはいけない」と「眠れない」の差です。日本語話者にはむしろ得意な項目になります。

構造

ter que / ter de + 不定詞(〜しなければならない)・dever + 不定詞(〜すべきだ/〜のはずだ)・conseguir + 不定詞(なんとか〜できる)・poder + 不定詞(〜してもよい/可能である)・precisar de + 名詞 | precisar + 不定詞

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クイックまとめ

  • ter que + 不定詞 が日常の義務です: Tenho que sair agora.(もう出ないといけません。)日本語の 〜なければならない/〜なきゃTer de は同じ意味で、書き言葉と改まった話し方のものです。

  • dever + 不定詞 = 〜すべきだ: Você deve falar com o médico.(医者に相談すべきです。)

  • dever は「〜のはずだ」でもあります: Ele deve estar em casa.(彼は家にいるはずです。)日本語の 〜はずだ/〜でしょう と、あいまいさの範囲まで同じです。

  • conseguir + 不定詞 = なんとかやり遂げる: Consegui terminar o trabalho.(仕事を終わらせられました。)

  • não posso = 許されていない・不可能 =「〜してはいけない」。não consigo = 自分にはできない =「〜できない」。日本語では最初から別の形なので、混ざりません。

  • conseguir は eu の形で語幹が変わります: eu consigovocê consegueseguir → sigo と同じ変化です。

  • precisar de + 名詞、しかし precisar + 不定詞: Preciso de ajuda.(助けが必要です。)/ Preciso estudar.(勉強する必要があります。)日本語の「〜必要」と「〜する必要がある」の差と同じです。

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なぜ大切か?

この3つがないと、何にでも poder を使うことになります。そして poder許可を運ぶ動詞です。ブラジル人の友達に não posso dormir と言えば「寝ることを許されていない」に近いことを言ったことになります。言いたかったのは não consigo dormir(眠れない)のほうで、みんなが実際に使うのもこちらです。

義務にも同じ問題があります。ter que は仕事、予定、家族の話の二文に一度は出てきますし、dever は静かにブラジル人の推測の言い方も兼ねています — deve ser caro(高いはずだ)。これらの動詞を欠いたままだと、あなたのポルトガル語はていねいで、あいまいで、妙に無力なままになります。

うれしいことに、ここは日本語話者に有利な項目です。英語は can ひとつに「許可」と「能力」を混ぜますが、日本語は最初から 〜てもいい〜できる に分けています。ポルトガル語の poder / conseguir の割り方は、あなたの母語の割り方とほぼ同じです。英語経由で考えないかぎり、間違えようがありません。

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掘り下げ解説

1. ter que: ブラジル人が実際に言う義務

Ter はもう持っている動詞です。そのうしろに que と不定詞を置けば、「〜しなければならない」の日常表現になります。日本語の 〜なければならない、話し言葉なら 〜なきゃ です。

ポルトガル語意味
eutenho que sair出なければならない
você / ele, elatem que sairあなたは/彼・彼女は出なければならない
nóstemos que sair私たちは出なければならない
vocês / eles, elastêm que sair彼らは出なければならない
  • Tenho que acordar às cinco amanhã.(明日は5時に起きなければなりません。)

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例文

文脈のなかの例文

ポルトガル語意味
Eu tenho que estudar para a prova de segunda.月曜の試験のために勉強しなければなりません。
A gente tem que sair às seis da manhã.朝6時に出なければなりません。
Você não tem que pagar agora.今払わなくてもいいですよ。
Tive que trocar o pneu no meio da estrada.道の途中でタイヤを交換しなければなりませんでした。
Você deve beber mais água.もっと水を飲むべきです。
O restaurante deve estar cheio a essa hora.この時間、レストランは混んでいるはずです。
Não consigo entender o sotaque dele.彼の訛りが聞き取れません。
Você consegue vir na sexta?金曜に来られますか。
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よくある例外

よくある間違い

  • 2つめの動詞を活用する。 Eu tenho que trabalho は誤りで、Eu tenho que trabalhar.(働かなければなりません。)です。人称を取るのは最初の動詞だけ、2つめは不定詞から一歩も動きません。

  • 眠れないときに posso を使う。 Não posso dormir は「誰かに寝させてもらえない」と言っています。午前3時に言いたいのは Não consigo dormir.(眠れません。)です。日本語で「眠ない」と言うなら conseguir、「寝てはいけない」と言うなら poder — この対応さえ守れば外しません。

  • 動詞の前に de を残す。 Preciso de estudar は誤りで、Preciso estudar.(勉強する必要があります。)です。de は名詞の前にだけ現れます: Preciso de um lápis.(鉛筆が必要です。)

  • conseguir を規則化する。 eu consego は存在しません。eu consigo です。conseguir は eu の形で語幹が変わります。

  • que を落とす。 Tenho ir agora は誤りで、Tenho que ir agora.(もう行かなければなりません。)です。que がないと tenho はただの「持っている」になります。

  • 「〜しなくてもいい」を「〜してはいけない」にしてしまう。 Você não tem que vir.(来なくてもいいですよ。)は義務からの解放、Você não pode vir.(来てはいけません。)は閉じられた扉です。英語話者はここで間違えて後者を選びます。日本語では最初から別の形なので、日本語から組み立てるかぎり安全です。

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