クイックまとめ
中置(メゾクリシス) = 未来形・過去未来形の動詞の真ん中に代名詞を挟む構文
動詞を分解: 不定詞 + -代名詞- + 語尾
未来形: dir-lhe-ei、far-se-á、ter-nos-emos
過去未来形: dar-lhe-ia、ver-se-iam、pôr-me-ia
超フォーマル — 新聞、法律文書、学術論文に限られる
会話では絶対に使われない — ブラジル人は「vai se fazer」や「se fará」で済ませる
無強勢の代名詞のみ: me、te、se、lhe、nos、vos、o、a、os、as
文頭に否定語、疑問詞、特定の副詞があると使えない
なぜ大切か?
中置はただの文法地獄だと思っていませんか? それはとんでもない勘違いです——あなたが署名する正式な契約書、読みふけるブラジル古典小説、ポストに届く役所からの立派な書類のすべてに、この構文が顔を出します! ブラジル人がバーで「realizar-se-á」などと口にすることは決してありませんが(「vai se realizar」と言うはずです)、新聞の見出し、法的告知、CELPE-Bras試験ではしっかり登場します。これをマスターすれば、ネイティブでさえ一瞬立ち止まるような格式高いポルトガル語を読み解けるようになります——さらに、試験官が中置の正しい運用を高く評価するB2/C1の作文評価でも、確実に得点を稼げるでしょう!
掘り下げ解説
中置(メゾクリシス)とは?
「mesoclisis(メゾクリシス、中置)」という語はギリシャ語に由来し、「meso(中央)」+「klisis(傾き)」から成ります。文字通り「動詞の真ん中に代名詞を置く」用法ですが、対象は未来形と過去未来形(条件法)の動詞だけです。動詞に外科手術を施し、切り開いて代名詞を入れ、ハイフンで縫い合わせる——そんなイメージで覚えるとわかりやすいでしょう。
手術の手順
中置を作る手順は次の通りです:
未来形または過去未来形の形を用意する
不定詞と語尾を分離する
代名詞をハイフンで挟んで挿入する
全体をつなぎ直す
FAZER(する・作る)の例:
例文
法律・公文書
「Realizar-se-á a assembleia no dia 15」(15日に総会が行われる)
「Far-se-ão os pagamentos mediante apresentação」(提示により支払いが行われる)
「Aplicar-se-á multa de 2%」(2%の罰金が科される)
「Dar-se-á publicidade ao edital」(告示が公示される)
「Proceder-se-á à votação」(投票が執り行われる)
新聞の見出し
「Encontrar-se-ão hoje ministros do G20」(G20諸国の閣僚、本日会談へ)
「Anunciar-se-á novo pacote econômico」(新経済対策、発表へ)
「Dir-se-ia impossível, mas aconteceu」(不可能と思われたが実現)
「Decidir-se-á futuro da empresa」(同社の将来が決定へ)
よくある例外
前置(プロクリシス)が優先される場合
特定の語は代名詞を動詞の前に置くことを強制し、中置を打ち消します:
否定語: Não se realizará(誤:
realizar-se-á)疑問詞: Quando se fará? Como se diria?
関係詞: O evento que se realizará
特定の副詞: Já se falará、Sempre se diria、Talvez se faça
複合時制の落とし穴
学習者は複合形の未来時制で中置を試みがちですが、これは禁物です:
❌「Ter-se-á feito」(誤——これは中置ではありません)
✅「Ter-se-á」または「Se terá feito」(正)
中置を取るのは助動詞(ter/haver)であって、過去分詞ではありません